オルガンピアノ1教本が、真ん中にさしかかると、右手と左手のポジションが、はなれていきます。正確にいうと、右手は今まで通り、そのまま真ん中のドの位置に、とりあえず1番指で、とどまっています。が、左手がその右手より左の方へずれていき、真ん中のドより一つ低いドへ、しかも5番の指で、弾く形となります。つまり、今まで真ん中のドを、右手も左手も、1番指で交互に弾いていたのとはちがう形をとる事になります。
でも結局ピアノって、右手と左手が違う音を奏で、ある程度距離をおいて同時進行するのが、本来のピアノスタイルだし、前もってそのスタイルに、いずれ投入する事がわかっているのなら、教本を進めつつも、特に左手は、真ん中のドの音あたりばかり弾くのでなく、いわゆるもう一つしたのドの音を、弾かせるようにレッスンでは、極力しています。
Mちゃんは、実は最初の頃は、毎週毎週きっちりと練習してくるタイプだったか?と聞かれれば、どちらかというとのんびりタイプで、でもレッスンは楽しくきて、書くワークはそれでも、まあ真面目にやってきてたかな〜。入会した頃、ママがもうお腹が大きく、結構出産間近という事もあり、何かとおばあちゃまがみえたり、バタバタしてた事もあったとおもいます。
でもゆっくり休まずの気持ちで、先ほども触れた様に、教本だけでなく、みんなもMちゃんも、もちろんよく知っている歌(メリーさんの羊🐏)とか、単純にドレミファソソソと、5本指を順番に右手と左手で同時に、左手はスタートラインが、真ん中のドより一つ下(右手は真ん中のドより)を、毎回レッスンで必ずやりました。そのせいか、Mちゃん自身も、両手で歌を弾けるという事が、ちょっとした自信になってたようです。
そのせいか進みも、1週間に一つは止まらず弾ける様に頑張るという姿勢が、段々見られてきました。ついこの2024の3月の発表会には、流石に1月から始めてで、出られなかったのですが、ママが「ぜひ見に行きます!」とおっしゃってました。当日は、私もバタバタしており、誰が見にきてくれたのかなんて事は、分かりませんでした。が、後日のレッスンで、Mちゃんより報告され、「楽しかった」と言われ、嬉しかったです。
M ちゃんは、それこそもう教本も真ん中にさしかかり、いよいよ右手と左手が、段離れて別々に動きだします。でも難なく、綺麗に毎回こなしてきてたので、「頑張ってるね〜」と言ったら、ママが「なんか発表会を見て以来、影響されたのか、自分からピアノに最近向かうようになったんですよ〜」と。それはそれはよかったあ〜、そういえば昨年もやっぱり見にきた子が、自分もああやって舞台で弾いてみたいと、頑張りだした子がいたな〜。
まだ夏休みに入るちょっと前頃、おばあちゃまが久々にみえました。そして、「すみません、こんな何にもわからない者が来てしまい〜、でも、この子がぜひ、私に着いてきてと、ご指名だったので」。いやいや、おばあちゃまにも、ぜひぜひ見てほしいですよ。しかもその日、結構ドの音スタートでない、ちょっとポジションもちがった位置からの新曲、スラスラ弾いたMちゃんの演奏を聞き、「あら!いつのまに、こんなに弾けるようになったの〜?」と。以前ママの出産の時についてみえた時から、本当にぐーっと前進でした。Mちゃん、ニコニコと、「練習したもん」と。
Mちゃんのママは、お裁縫が得意です。彼女がいつも下げてくるレッスンバック、およびレッスン内の鉛筆ワークでの筆箱も。ママのつくってくれたものばかり。「今度の発表会で、私が本番に着るドレスは、ママが作ってくれるんだ〜」とすごく嬉しそうに教えてくれました。この9月より、ママも産休明け、お仕事に復帰。ちょっと時間も遅くなりますが、このままの勢いで、がんばれMちゃん‼️
東戸塚Keikoピアノ教室では皆さまの体験、お待ちしております。