2年前の初夏、Rちゃんは、まだ某音楽教室のグループレッスンに、幼稚園で仲良しのお友達がいるから という理由で、私の教室で、レッスンをはじめたものの、何となく、そのグループレッスンもやめられないまま、通ってました。しかしお兄ちゃんは、個人レッスンで、それまでやっていたこともあり、もうそのまま、私だけの個人レッスンとして、スタートしました。




Rちゃんのグループレッスンでは、私も独身時代、講師として稼働していた経験があるので、よく知ってます。ただもうずいぶん前のことだから、だいぶレッスン内容も変わってきてるでしょうから、一概にはいえませんが、どちらかというと楽譜から自分で音を読み、手に移してゆくというより、前もってその曲の音を歌ったり、リズム叩いたりして、もう覚えてしまった音、リズムを手で鍵盤で表わすというスタイルがかなり多く、個人的ピアノレッスンと、曲を仕上げていく過程が、全く違います。




もちろん個人ピアノレッスンでも、ただ曲を与え、「はい、これやってきてね〜」というわけではありません。基本的リズムをリズムカード使って手でたたいたり、楽譜に書かれた音が、なんの音か、またピアノではどこか、それこそカードで音当てしたり、短い簡単な楽譜で初見(レッスンで初めて楽譜を見て、(30秒くらい)すぐ弾いてもらう)練習したり、これらの繰り返しにより、でもあくまでも、楽譜をまず読んでいくことが、曲を仕上げていくスタートです。





というわけで、Rちゃん、やはり最初の頃は、まだグループでの楽譜中心でレッスンしていたのが、だんだん進むにつれ、教材も変わっていき、まあ私からしてみると、譜読みとしては、さほど苦しくない教本と思い、選択したものが、Rちゃんにとっては、大変だったようでした。グループの時と違い、先生と1対1という事も、ある意味、自分の苦手をさらけ出すという感覚が、やっぱり最初から個人レッスンの子より、より感じられるのか、たまに「音が読めないから行くのが嫌だ」と、ダダをこねた日もあったようでした。




でもお母様は、えらかったです。私にその事実を正直にお話しくださり、グループも12月までは行くという事に決め、私におっしゃってくださり、私も改めて、なんとか性格も明るい子だし、少しでも音が読みやすくなり、自分で出来るという感触を味わえるよう、考えました。しかしそうこうしてるうちに、教本が一つ終わり、オルガンピアノ(うちではこれを基礎教本として扱っている)2に移行していった頃より、毎週1つずつ曲をこなしてくるようになり、表情もより明るくなってきました。今から考えるに、オルガンピアノは、その音楽教室会社出版で、右手がメロディ、左手が伴奏(グループでやってる、その曲の調の大事な3つの和音中心)となっており、音を1つ1つ基礎より読ませたいと、わざわざ違う系統の初歩教材にしたのは、逆に遠回りになったかな?と。




昨年は初めての個人ピアノ発表会という事もあり、ソロとしてはグループレッスンの最後のクラスコンサートに弾いた曲と、オルガンピアノでレッスン時に弾いた曲を弾きました。そして今年はもう教本も3になり、新たに指特訓的な本も増えました。ということで、発表会のために新たに2曲取り掛かることにしました。





さて・・・、K君の方はRちゃんに比べ、最初に触れた様にピアノ個人でやってての、その続きでうちでは始まったので、特につまずきもなく、もう教本は基礎的なところから中級部分にはいりつつあります。もう今の教本が終われば、もう時間も長くなり、教材もワンランク上の物になります。入会当初、「発表会は嫌だ、」と言いきっていたので、心配してましたが、割とお母様に言われたのか、「やります」と言ってきました。結構曲想もしっかりつけ、なかなかのテンポで弾ききれて、本人もそれとなく手応えはあったようでした。



そこで今年は1曲の中でしっかり転調もある、なかなか難しい曲を選曲しました。出だしは好調でした。譜読みも着々と進んでいく感じでした。ただこの曲、今まで私の生徒でも結構しっかり弾ける子ばかりにやってもらいましたが、案外弾ける様になってから、場面場面の特色とか表現を出すのが大変です。弾きにくい箇所が、なかなか思うようにならない、K君も正直ちょっと年明けより、やや停滞気味。でも実力はある子なので、あと1ヵ月、粘り強く頑張ってほしいものです。



最後に、今年は兄妹揃っての連弾となりました。日頃からみてても、本当に2人、とても仲がいいです。Rちゃんがすごくお兄ちゃん、お兄ちゃんと頼りにしてて、K君もそれをしっかり受け止めています。そんな2人の連弾、K君はたまに「あいつ、テンポがだんだん速くなっていくんだよね〜」とぼやいてますが、動画撮影の時の合わせも確かに、まだピッタリとはいってませんが、2人で弾いてる姿は、いかにも楽しそうでした。こちらもまた、楽しみです。がんばれ❗️




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