初めてのピアノの体験の時って、やっぱり当たり前のことだけど、緊張しているし、いきなりレッスン室の大きなグランドピアノを見て、なかなかさっとピアノの椅子に座ろうと、してくれません。まあこのところ、うちに体験に来てくれた、4歳前後の女の子達は、見事にみんなダメでした。

昨年7月に入会したHちゃんも、体験の際、レッスン室にもはいれなく、でも離れた場所より、ピアノの鍵盤の説明だけは、しっかり聞いていて、指の番号もおさらいし、そこでやっと部屋にはいれました。立ったまま、ドの音確認までしたのにもかかわらず、椅子には座れませんでした。でもママと一緒ならということで、ママがまず椅子にすわり、そのママの上にのり、やっと弾いてみました。

 

でも最初レッスン室へ入れなかったときより、表情もほぐれ、ピアノやりたい!となり、入会となりました。私はその時は、まあ次回よりは、リズム打ち、あと自由帳に音符かいたりと、色々やる事盛り沢山だし、もう落ち着いて、頑張れるのでは・・・・・と、普通に考えていたのですが、私の思惑どうりとは全然違う展開へと、切り出しました。

 

まず最初、うちの教室の挨拶、はじめますの音で、ピッと立ち、礼、再びピっと立つのが終わるまもなく、急にHちゃん、素早くピアノの下にもぐりこみ、一番端まで行き、何故か体育座り、それこそ8月22日のブログにも、とりあげたように、そのあとは、他にも習ってるバレエのポーズでリズムうち、大人からしてみれば、わざわざこんな大変な格好で、リズム打ち、逆に感心してしまう。でもこのポーズがすきなんだよねえ。さすがにこのところは、毎回このポーズをするわけではないけど、今でもピアノの下には、必ずもぐりこみ、リズム打ちはピアノの下で、やる事になっている。

 

でもなかなか一人では椅子にすわれなく、ママがまず座り、その上に座りピアノを弾くというスタイル、しかも時間はながくて、5分もつかどうか?という具合で、とにかく落ちつかない、グランドピアノ脇にあるキーボードに触れたり、鉄琴でひいてみたり、・・・それでも、オルガンピアノ1教本はなんとか10曲目の、ほたるあたりまではいったかな〜。まあ普通だとそのまま1曲ずつ前へ進めていく方向・・・まあ私としては、毎回練習をしっかりやってこなくても、ここで私の手をみて、一緒に歌って真似してくれて、進めていくのも、全然OKなんだけどね。ただ、なんでもいいけど、とりあえずピアノの前に、すわってくれないと、前に進んでもゆけないんだよねえ〜と、ちょっとどうしたらいいのか思いあぐねていました。

そんな矢先、たまたまHちゃんのパパのお兄さん?だったかコロナになり、パパは陰性だったのですが、とりあえず、パパもHちゃん家族も濃厚接触者となり、外出禁止となり、オンラインレッスンをやらざるを得なくなりました。まあおうちということもあり、なおさら猫ちゃんもそばへ連れてきてしまったり、途中で、「喉かわいた」とジュース飲みだしたり、相変わらず落ち着いてはいなかったかな。でも、私の姿、そして自分自身も動くと、画面に映らなくなってしまうということが、逆に鍵盤より離れることなく、教本でしっかり学習とまではいかずとも、本にはないけど、みんなのよく知っているメリーさんの羊🐏、そして、ドレミファソソソなど、とにかく鍵盤そのものには触れる時間は、多かったとおもいます。

 

 

でもまた次週より、対面レッスンがはじまると、もうママの上に座ること自体も、やらなくなりました。リズムはしっかりかけてわかっても、楽譜を開き出すともうピアノの下もぐりマンになり、でも、保育園で、「これ弾いた〜」と言って、高い音で立って、ファの音よりはじまるミッキーマウスマーチを、弾いてくれました。「すごーい!その音からはじまるミッキーマウスマーチ、難しいんだよ」と、いろんな音のサイズのミッキーもいるよ、ということで、真ん中の音の方へ引き寄せようとしましたが、またもぐりマンになってしまいました。

 

その後何回目かに、パパがレッスンに付いて見えたりもし、雰囲気が変わると、案外弾いてみたりして〜という事は全くおこらずかえってしつこく、パパと一緒になら弾けるよねえ〜という誘いも虚しく、逃げまくって頭を打ち、大泣き状態に至りました。その後数回も、レッスンで「立ったままでいいから2人で、音読みしていこうよ」も、拒否られ、でも好きなできる曲は弾いて、でも、たまたまリズムクイズで、ちょっと勘違いして間違えたら、やはり大泣きしてしまいました。

 

Hちゃんは、もしかしたら、出来ない自分というのを見せたくないという気持ちが、もの凄く強いのかな〜と。だから真ん中ドより段々右手、左手とはなれてゆき、音読みも、やや難しくなってくる、リズムは基本的なものから、もう手つなぎ音符♫など、メリーさんが弾けるから付点音符♩.もわかる。リズムは、絶対やる。弾けるものは弾く、でも新しいものは、できない、というか、やれば・・・絶対その気になれば、やれる能力は、あると思うのだけどね〜。(後日②につづく・・)