昨年末、私は2年ぶりに帰省しました。3月に、みんなのコンサート(うちのピアノの生徒の発表会)があるため、わたしのkeikoピアノ教室では、年末は、最後までレッスンし、その代わり、3月に発表会後、お休みをいただくようにしています。というわけで、家の大掃除もそこそこに、実家へでかけ、バタバタし、大みそか前日にかえってきました。

 

おおみそか前日に帰ると、もう実質元旦まで、1日しかない。そんなおおみそかは、おせち料理の中で、せめて筑前煮だけは毎年作る事にしている。普段、大した掃除をしないガスレンジ周り、年賀状書き(遅すぎですが、毎年こうなる)、そして、当分の食べるものなど、お買い物、これだけでも、やりきれない。な訳で、ピアノの部屋は、一週間前の休日に、やりました。

 

ここ半年あまり、私のブログでたびたび登場した、Hちゃん、とにかくレッスン中、何度かは、グランドピアノの端っこに座り込む・・・そう、ネズミになってしまう。そんなわけで、今年は特にすみっこの方も念入りに自分も、よりすみっこをしっかり掃除しなくては・・・という事で、ここ何年か置いたままにしておいた今までの楽譜、資料をどかしてみたところ、ん?このスーツケースは?ああー!これは、なんともう何年前に買ったんだろう?!トーンチャイムでした。

 

私はこの今のマンションへ引っ越してくる前、たまたま子供の学校で、このまるで鉄琴をひとつひとつバラバラにしたような、でもそれを片手で持って押し出すと、すごくポーンと響くいい音がし、何故かすごく印象に残り、その頃ある講座に通っていた楽器店で、後日、即セットを注文してしまったのを、覚えてます。とはいえ、これは家で一人で鳴らすだけでは、どうしようもありません。

 

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そこで、それこそ当時私は、家の生徒の発表会を、二人の先生と組んでやってましたが、その会でぜひこのトーンチャイムを使ってみたくなりました。ただ一人はジャズ系専門の方、一人はフルートの方、というわけで、生徒さんも、私の生徒以外は、大人中心でしたから、最後に合奏なんて、嫌がられるんじゃないかと、内心心配してましたが、むしろ「いいんじゃない、それ。なんか今日に向けてがんばってやった仲間たちという最後の締めくくりとしても、いい企画だよね」となり、すぐやる方向へと、なりました。

 

もっとも大人の人及び、うちの生徒が事前に集まり、合わせなんてのは、全く不可能で、それぞれのパート譜も、全く当日のリハで配りという状態でした。また、わたしが、トーンチャイムの音と、ピアノの音とのバランスを、初めてのことで、余り考えてなく、後からVTRでみたところ、トーンチャイムの音が、殆ど聞こえていなかった、という、まあ合奏的には、反省反省・・・でしたが、皆さんからは、珍しい楽器で、みんなでやれた事が、楽しかったということで、やった事自体は、いい結果となりました。

考えるに、その頃から約10年余り・・・今現在は、もう二人の先生とも、お会いすることなく、自分だけでうちの生徒は、ここ何年かは発表会やってますが、久々このトーンチャイム、簡単な曲でいいので、ご父兄も巻き込んで、大合奏といきますかあ〜。とりあえず音を出すには、特に技術的には、難しさは無いと思います。でもやっぱり子供達といえど、なかなか前もって集まりの合わせは、できないでしょうね。あと、家族を巻き込むといっても、やはりまだ未就園児達にしてみれば、ちょっと理解はできず、参加できないとなると、家族一人はその子に付いていなくてはならないので、やはり全員は無理か〜。

 

でもせっかくの機会、蓋をそれこそまさか腐ってないよねえ〜と、恐る恐る開けて、無事だった事、音をならすと、あーっ、やっぱりこの音いいよねえ、とくれば、やるしかないなぁ。今回は、トーンチャイムのみを使い、美しくでも静かに、音に親しんでもらう、なんかいい方法、考えてみようと、思う❤️