Hちゃんは、以前ブログで、ハッピーバースデイ ツーユーを、近々訪れる、パパの誕生日に弾いてあげたいと、レッスンでレの音からはじまる、ト長調のメロディーで、右手で弾いてくれた子です。全く耳だけで、音を聞いて、探り弾きしていたから、たまに、ん?と、歌と違う音を弾いてしまうと、「あれっ?」と言って、他の音をいくつかパラパラ弾いて、これだ、これだと、また最初から弾いて・・・・・.。

そうなんです。放っておけばずーっと、やってるでしょう。おうちでは、好きなだけきっと彼女にとっては、楽しい時間に違いないのだから、それは微笑ましいひとときです。

でも、レッスンの時間内に、ずーっとこのままで好き放題させてては、我々ピアノの先生としては、失格です。とはいえ、とても楽しそうに弾いてる彼女に、頭ごなしに、「時間ないから、もう本の方、やるよ!」というのも、何か残念。何回か弾いてたら、もう右手(メロディ)は弾けてる。「だったら簡単な左手も、つけちゃおうよ」と。もう、ト長調音階もやってるし、。

楽しみと、勉強と・・・合体?    

 

実はHちゃん、私の教室(Keikoピアノ教室)(東戸塚)へきてから、教本として初め出した グローバー1、もうすでに楽器店のジュニアピアノグループで、ハ・ト・ヘ長調の左手の和音を弾いていた子にとっては、すぐ左手の簡単なハ長調の和音が登場しても、大したことではありません。これをト長調の位置へ、おひっこしすれば、もうばっちり!

 

上の楽譜を私がかいて、それを弾かせてみました。もちろん左手は、すぐに弾けました。「これに右手のメロディつけたら、もうしっかりした、両手の、ハッピーバースデーツーユーだよ」と。両手は、この楽譜、持っていっていいから、おうちで今やった様にやるといいよと、。

 

次の週、「どうだった?」と聞くと、「弾いたよ、パパ、喜んでくれた」と。しかし、「そうかあ、両手弾いたんだ」と言ったら、「ううん、右手だけ」。とえっ!片手のまま。。まあパパは、たとえ片手だろうが、自分のために弾いてくれたことそれだけでも嬉しいでしょう、。いやいや、それはそれで、いいんですけど。・・・・・右が弾けてれば、決してHちゃんにとって、これは、全然難しくない左手、楽譜見て少しでもさらえば、充分両手は、出来たのになあ〜。

 

楽譜をみることが、どちらかというと嫌いなHちゃん、でも今回は、パパに弾いてあげるという、特別な意味があったから、見て弾いてくれるとおもったが・・・。まだ左手の音の少ない内に、何とか見る習慣つけさせたいなあ。

 

 

お母様の話しでは、最近鬼滅の刃の紅蓮華を、ひたすらメロディを、探り弾きしているらしい。しかしこの曲は、リズムがむつかしく、Hちゃんより、長くやってる子も、楽譜どうりのリズムでは、まず弾いてない。これこそ、感覚のみに任せ、楽しませてあげるだけが、いいんじゃないのかな?

しばらくは、音符カード音あてで、タイマー制限し、ゲームのように、楽しんで、やってもらおう!!