Rさんは、ピアノを小学校低学年より中学1年の春くらいまで、習ってみえたという事でした。でも、やめてから40年近くは、ピアノから遠ざかっておられ、しかし昨年の夏頃より、独学でピアノを再開されました。ご自分で、指筋トレのために、ハノン、チェルニー、およびピッシュナーなども揃えられ、基礎特訓され、さらにご自分のお好きなショパンのワルツの1曲も、おさらい中という事で、体験では、ぜひそのワルツ9番を見ていただきたいとの事でした。
これから先20年は弾き続けたいetc、しっかりしたお考えのもとに、この1年近くYouTubeなど見たり、ご自分で、色々試行錯誤されて頑張ってみえたのですが、やはり続けるにあたり、直接ご指導頂ける方がいいのでは?と、私のホームページより、体験を申し込みされたという事です。メールでしっかりと、ここまで書いた内容が提示され、いらっしゃるくらいですから、文面からは、どちらかというと、シャキシャキな、ちょっとややもすると、怖いぐらいの方かしら?と想像してました。が、お会いしてみると、とても柔らかい雰囲気の方でしたので、ちょっとホッと致しました。
でも改めてお話し伺うにつけ、住宅事情で、全くのアコースティックなピアノ購入はかなわなかった事、でも最近の電子ピアノのレベルが凄く研究され、よくなってきた事を、Rさん自身が体験されそして購入され、練習を積まれた事実のお話しは、柔らかい感じの中にも、芯の強さというか、凄く感じられました。
さっそく弾いていただいたショパンのワルツ9番、子犬とか子猫などのような、コロコロと右手が激しく動き回るようなものとはちがい、ゆったりとメロディを、左手伴奏に乗せて歌いあげ、途中ちょっとリズムも変わり転調もし・・・・というものですが、右手のメロディが、全然左手に邪魔される事なく、美しく奏でられてました。まあ細かいところは、(装飾音の扱い方、テンポの取り方)僅か助言しました。あとペダルに関しては、ピアノと電子ピアノでは機能的に違っているので、これは致し方ありません。でも慣れないペダルにも、音の濁りを生じさせず、変なフレーズ感のブツ切れもなく、最後まで弾かれたのは、見事でした。
もうこのままハノンおよび、チェルニーなどの教本、さらにせっかく買われた、パデレフスキー版のショパンワルツ集は、他の曲もやられると、大いにいいことだと思います。左手もメロディ、右手もメロディの、そうです。Rさんがちらっとお話しされたバッハもこれだけの実力お持ちなら、ボチボチとインベンションもはじめられても、いいとおもいますよ。あと、音階は私自身の方針として、生徒にはたとえ全て暗譜してしまった子でも、やり続けます。和声感、指くぐりetc 弾き続けるだけでも、プラスになる事間違いなしです。
それにしても、しっかり計画され、練習もされ、これからの展望も掲げみえた素晴らしい方の、充実した時間が過ごせた、体験レッスンでした。
東戸塚Keikoピアノ教室では、皆さんの体験レッスン申し込みを、お待ちしております。🎹💕