うちの教室に来て、1年3ヶ月余り・・・・いつも淡々と穏やかなU君(小3)

U君は、昨年の5月の連休が終わり、しばらくして、お父様より体験の申し込みが来ました。引っ越してきてまもないこと、U君には2つ上のお兄ちゃんもいること、またママも、もしかしたら、ピアノを習うかも、という事でした。

体験には、ママ、お兄ちゃん、そしてU君の3人でやってみえました。お兄ちゃんももう5年くらい、そしてU君も、2年くらいピアノをやっており、しっかりハノン、教本も持ってきていました。ママ自身も・・・さらには、パパも結構ピアノ弾かれていらっしゃるということで、これは素晴らしい事だと思いました。

でも私が、とてもいいなあ〜と思ったのが、パパもママも今まで前の先生のところで、発表会に連弾で参加なさってるとお聞きし、結構しっかりと厳しく・・・・なんかキッチリ、ガッチリのイメージ描いてたのが、みえたママは、全然そんな堅苦しさはなく、すごく、明るく朗らかであった事でした。

レッスンが始まりだすと、さすがに体験時には物静かな2人でしたが、結構ご家庭のほのぼのとしたお話しも伺え、それとなく、パパとママが交互に、今練習している曲を聞いたり、時には教えてくれたりもしてるんだなあ　と、わかりました。ママはお子さんのように定期的のレッスンはきつく、それでも月1はレッスンにみえてます。パパはお仕事が忙しくて、レッスンにはみえてませんが、U君が時々「パパは仕事がお休みの時、弾いてるんだよ」とか、「この間、難しいところを、教えてもらった」とか・・・、。もちろん毎日お勤めされてるわけですから、しょっちゅう見てもらえるわけではないのですが、たまにでも、子供にとっては、嬉しい事は確かです。

そんなU君も、発表会以後、前の先生から引き続きやってた教本(バイエル6)があと2曲で終了というところまできました。なかなかバイエルももう最後あたりの曲は、1曲1曲が課題が多く、U君は決して、すごく器用なタイプではないし、でもできなかった事は、聞いてくるし、実際、「今回練習、あんまり出来ていないんだあ」と、本当にまさに素直に言ってくれる時、やはりその通りだし、「結構弾いた」という時は、すごく進歩が見られます。

先月お母様のレッスンの時、お兄ちゃんの塾の時間が変わったりして、ちょっと相談していた時、U君の話しが出て、「最近、うちで、本当に言葉使いがわるく、うるさい！ババアとか、すごい事言うんですよ〜、先生にもなんか失礼なこと言ってませんか〜?」と聞かれて、「えー？全然悪い言葉使いなんて全然ないですよ、すごく穏やかで〜」と。本当に、いつもU君はレッスン中もレッスン前後も、口調もゆっくり穏やかなので、「おうちで本当に〜？」とむしろこちらが、聞き直してしまうくらいでした。お母様のお話しでは、他のお母さんらも、私のような反応だったとも、言ってみえました。