今月初回のレッスン時、お母様からお月謝袋を頂き、ふっとみてみると、今月でその袋は終わり。私は思わず「あー、Mちゃん、1年たったんだねえ」という言葉が出ました。ママも、「そうなんですよね〜、過ぎてみると、何かあっという間でしたね〜」と。そういえば昨年今頃、体験にみえ、もうその日に入会が、決まりました。が、ママのお仕事がおわってMちゃんと共に、うちに来るいい時間が、あいてなく、「いい時間が空くまで、待ちます」ということで、そのお言葉を嬉しく受け止め、時間の事それとなく、心に留めておこうとした矢先の事でした。たまたま他の曜日より、ちょっと前に移ってみえた大人の生徒さんに、早い時間を打診しましたら、かえってその方がいい、おわってからゆっくり夕食の準備にかかれるとのことでした。本当にタイミングよく、Mちゃんにその大人の方の時間に入ってもらうことが、できました。
というわけで、もう7月よりさっそくレッスンは、スタートしました。Mちゃんは保育園でなく、幼稚園に行っており、ただそこの園の延長保育をさせていただき、仕事後ママがMちゃんを迎えに行き、うちへレッスンに来るというパターンです。今現在、うちにレッスン来てる子でお母様が、お仕事されてない方は、いません。現在育休中という方はみえますが、いずれ下のお子さんが1歳になると、仕事は復帰なさる予定です。お仕事だけでも疲れるのに、その後にレッスンの付き添いって、本当に頭がさがります。
Mちゃんも結構時間的には、もう遊び疲れたあと、どうやら軽く食べては来て見える風・・・?!とはいえ、いつもニコニコご機嫌だったので、お母様のレッスンのためにより良い状態へお子様をコントロールといいますか、されてる事に、感心しています。大抵コントロールしても、直前に寝てしまったりとか、大きくなると子供も、勉強だからと、ぐーっと我慢したりが可能になりますが、幼稚園児は、まず無理です。確かに風邪気味とか、咳がでてしまうなどで、マスクしたり大変な日もありましたが、そういう事で不機嫌とか、ぐずった事は、私の記憶には一度も覚えがありません。だから、本人自身がレッスンでは、しっかりやるぞ!という意識が年齢の割には、しっかり持っている子だという事は、まちがいありません。
Mちゃんは、7月からはじめたので、1年も経たないうちに、発表会を迎える事になりました。まあ9ヶ月はあったので、私としては、まったく直前ではない事、あと、やはり見て見学よりは、もう思い切って、出てしまった方が、絶対その後いいのでは?と思ってました。幸いママも昨年、もう発表会の事は決まっていたので、お話し差し上げたらすぐに、「頑張ろうね、Mちゃん」ときたので、よかった〜と思いました。
実際、発表会後、Mちゃんは、自分から進んでピアノの練習に向かうようになったようです。レッスン時に、音階とか(ドからドまでの、音の階段etc)新しい事が出てくる度に、少しでも私の手をよーく見て、わかっていこうという姿勢が見られました。それは毎回次の新しい曲にたいしても、絶対仕上げていく!という意識が、かなり強く感じられるようになりました。
そんな中、先日レッスン中、新しい曲を、「やってきた〜」といつものように、弾き始め順調に弾き出して、最後の小節になった時、いきなり左手の音が、止まったわけではなかったし、間違ってもいなかったのですが、急にゆっくりになり、ほぼ2倍の長さになり、私もお母様も、ん?何が起こったのか?という状態になりました。・・・・一応弾き終わったものの、私もそのままOKというわけにもいかず、しかし大した間違いではなく、もしかしてその最後の小節に差し掛かった頃、急に体に変調が起きた?とか?!も配慮しました。
でもその前までが、あまりにも上手で、本当に急だったので、私もまずもうよく弾けてた事実は褒めて、でも最後にやっぱり左手が2倍の長さになっちゃった事は確かで、私は軽いきもちで、「最後の左手がちょ〜っとゆっくりにはなっちゃったけど、大したことではないよ、」と、ママも「最後だけだったね〜」とか言ってもういちど、ちょっと前から弾いてみようかと、言おうとしてました。しかしMちゃん自身、ちょっと顔がこわばってて、「もしかして,以前お友達で、急にお腹が痛くなっちやって、そこでゆっくりなっちゃったって子がいたんだけど、Mちゃん、体とか何ともないよね〜?」と、声かけしましたが、もう本人は、きっと弾けたと思っていた自分が自分で許せなかった気持ちが勝ってしまってたのか、思わず「もうわからないよ〜」とママに泣いて抱きついていきました。
とにかく少し気が落ち着いてから、まずいつもの音の階段とか、リズムクイズをやったうえで「もう1回だけ弾いてみない?」とやったところ、しっかり今度は音符の長さ通り出来、ママも私も、大拍手しました。「でも、Mちゃん、ちゃんと弾き切った事はえらいよ!」と。最後にはもうごきげんでした。最後には、すみっこぐらしキャラクターの、Tシャツと、ハンカチを得意げに見せる、Mちゃんでした。すかさずママが、「この頃自分からしっかりピアノに向かって練習して、もうレッスン前には自信持って、今日は弾けると意気込んでるんですよ、だからちょっとつまずくと、パニクルかもしれませんが、よろしくです」と。でも、こういう繰り返しがあった子達が、結構乗り越えて頑張ってきてます。負けん気からくる悔しさは、前進の一歩ですから・・・・・・🎹‼️💕❤️
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