る6/15に今月末に開催する、私達講師仲間のコンサートの練習会があり、ひとまず無事終わり、16日は、一人大人の方のみの、単発レッスンだけだったので、自分が通っている作曲講座のまとめを今日はたくさんしておこうとしていたところへ、体験の申し込みメールが入りました。もう今回はダイレクトに電話してしまいました。まあ嬉しかったということもありますが、実は、あとからわかると、お母様のメールは、コンパクトで明快な内容でしたが、さっと見た段階では、やや迷う点もあったので、お聞きした方が、体験もしっかりできるかなと思ったからでした。

 

お住まいはうちのマンションから1番近い小学校の近くに住んでみえるということでした。小学4年生の男の子、年長さんの女の子の、二人兄妹で、二人とも体験希望でした。体験当日、もう二人とも、レッスン室に入るなり、まずピアノを見て「でっかい〜すげ〜っ!」とすぐ鍵盤に近づき、弾こうとして、・・・お兄ちゃんが、「僕から先にやると、順番きめてきたんだ」と。妹ちゃんも、うんうん,ということで、もうここはさっと、取りかかることができました。

K君は1年間、ピアノ個人の先生に着いて習ってたようで、「この2つの本が終わりました、」とお母様が2冊本を持って来てくださいました。その1と2は、私も今まで2〜3人の生徒さんに扱ったことのあるシリーズのものでした。ただ私自身は、その本だけでなく、5線ノート、あとテクニック的なものも足しつつ進行していたので、全く他には何もなく、この本のみで過ごされたということで、正直びっくりしました。体験の申し込み頂き、電話してもう、明日が体験と決まり、しかもこの6月頭に引っ越されたばかりと聞いたので、「何か弾ける曲有れば弾いてくれてもいいけど、今日の明日ですもんねえ、本だけ持ってきてくださるだけでも、かまいません。お話ししましょう」ということで、お母様もご承知頂きました。

 

ところが、「実はちょっと昨日練習しまして・・・・アラベスクですけどー」と。さすがに昨日のみの練習ではないにしろ、中間部の左手の速いフレーズも、指はしっかり動いてました。いやー正直、感心してしまいました。彼は、良い音感と、指の動きの器用さを、兼ね備えています。前の先生も、そういう彼の才能を見抜いてこそ、あえて何も音階も、指筋トレもやらなかったのか・・・
でも一年やって、本が二冊終わる間に、それだけ感覚がいい子なんだから、もし私だったら、先々の可能性考え、やらせちゃうなあ〜。と、そのあと、今まで1度も触れてなかった音階の話しをし、基本のハ長調だけでなく、せっかく今日弾いたアラベスクのイ短調も音階書いて、「この二つは1番の基礎の音階だから」と、片手で弾かせました。何のことなく、もう彼なら両手で弾けることでしょう。

さて年長の妹ちゃん、Rちゃんは某音楽教室の幼児クラスの1年目を終えたばかり。そのクラスは2年で終了というカリキュラムになっており、テキストも4冊のうち当たり前ながら、2と「もう一応3も購入したんですよ」と、3も持ってみえました。Rちゃんも、2の本より、「これなら弾ける」と、綺麗に弾いてくれました。まだ1年たっただけだから、やはり基本のハ長調と、ややト長調が顔見せ〜という段階でした。この年齢で左手だけで、3 つの音を同時に弾くって、どれか弱い指の音が欠けたりしっかり弾けないことが多い中、幼児科からくるお子さんは、常に和音を弾いているせいか、左手の和音はしっかり弾ける。でもRちゃんはまだ1年しかたっていないので、2年終了してくる子より安定していない事が多いはずですが、Rちゃんは右手と左手のバランスもよかった感じでした。

 

まだこれからというやっていない3を持ってきて頂いたのは、こちらにとってはとても嬉しい事です。グループレッスンから、しかも1年間だけ、まだ年長さんの子達にとって、いきなり全く馴染みのないテキストだらけで、全く今まで習ったこととつながりのないことばっかりでレッスンだったら、それはそれで、中にはさっと受け入れられる子もいるでしょうけど、ちょっとキツすぎます。Rちゃん、5線ノートと共にその3テキスト進めつつやっていけばいい進行ができます。

 

二人がひと通り終わった後に、お母様がとてもいい質問されました。「何長調とか音階とかって、ピアノ弾いていくのにやはり必要なんでしょうかね〜?」と。私はすぐに、「必要だとおもいます」と答えました。確かに、音符が読め、リズムがわかり、黒い鍵盤シャープ、フラットも意味わかり、指が動けば実際、弾けるには弾けるでしょうね。ジャズを習ってたころ、ライブハウスでセッションやったとき、譜面は読めないけど、バリバリにアドリブとか弾いている人がいました。耳がいいんでしょうか?聞いて真似して弾いてを、かなりやっていたことは確かでしょうね。「でも、そんな子達も、もっと高みを目指したくなる人は、やっぱり基礎の音階やって勉強していかないと、所詮息詰まるんだよね」と、私はかつてジャズを習っていた先生より、自分の教えた生徒の経験から言ってみえた事、覚えています。せっかくこれからの可能性を持っている子ども達。それをやることが必ずどんな子にも、いい影響を及ぼすこと間違いなしです。

 

最後にお母様より、「どうするの?ピアノやるー?」と聞かれ、お兄ちゃんが「やる、やる!」と言い出し、妹ちゃんも「私も、私もー」と、きました。「じゃあ、先生に挨拶してー!」と言われ二人、仲良く並んで、大きな声で「よろしくお願いします」と、一礼されました。うれしくもあり、また気持ちのいいひとときでした。また私が1番うれしかったのは、お母様が、うちへみえたのは誰かの紹介でもなんでもなく、ホームページを見てで、「特にブログは結構読ませて頂きました」と聞いた時でした。来月までに、また連絡とり、色んな本も見てみようと、元気が出てきました💕❗️🎶

 

ピアノを習いたいとかんがえているみなさん、ぜひKeikoピアノ教室へ体験にお越しくださいね。

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