毎年毎年、正直いえば、この作曲発表会に新作を発表するのは、かなりきついです。ここ2年ほど、6月のみんなの舞台で弾くソロ曲を土台にし、自分の曲を作曲してきました。しかしそれって、私自身が音を生み出し作りあげたというより、元のショパンやリストの形式にもとずき、構成した音の世界でもありました。それがあまりにも忠実過ぎ、昨年は、まるで元のリストの曲と同じ形式、ハーモニー感の移り変わりとなってしまいました。もっともそれをやった事自体は、いい勉強になったし、同じ構成とはいえ調性も違い、私のオリジナリティは、それなりによく出ていたという評価はいただけましたが、このままこういうスタイルでいくのもどうかなぁと、思いました。

ですから今年は、6月の舞台でやるピアノソロの曲を土台にするのは、最初っから考えてませんでした。そんな中、いつもみんなの舞台でやる最後のステージ・・・・朗読(私のオリジナルピアノ曲をバックに)が、たいてい私はこの6月には、以前やったお話しにさせてもらってます。というのは、11月にも舞台はあるので、年2回とも新しいお話しとなると、作曲も2回しなくてはなりません。というわけで、今年も以前やったというお話しで、随分と前にやった、小泉八雲の「幽霊滝の伝説」を選択しました。
何しろ初演が、よくよくみてみると2007年、それから2回くらい中学校で、授業の一環として公演させてもらった以来で、お話しとともに、舞台で弾きやすいように、つぎはぎされた楽譜のみが、書類の奥の方からでてきました。そのつぎはぎのテープが茶色くなり、へべへべになってるのを見た時、すごい時の流れを感じました。
でも何とか元楽譜を探し出し(これがないと、もう一度綺麗に楽譜を整えるためにも困るので)改めてゆっくりみ直しました。それにしても、何とコンパクトすぎるのだろうと、ちょっとがっくりしました。確かに朗読のバックですから、基本、私の音楽はBGM。クロコに過ぎません・・・・が、それにしても、この小泉八雲のお話しにしては、もっと音を重厚にしてもいいよね〜と思ってしまいました。

本来なら6月のみんなの舞台に向けては、ピアノソロのみの練習に集中し、作曲は別物として並行してやってたのですが、その朗読の曲を直し出したら、結局1部分だけでは済まされない感じになってきて、気づいたら全て音をワイドにし、逆に今回は、6月のみんなの舞台まで、ギリギリ清書にこぎつけた次第となリました。
実は朗読の方には、いつも私の楽譜も全ておくばりし、この辺でこの場面ですと、打ち合わせはし、練習はするものの、楽譜をしっかりと読める方ではないので、毎回大体この場面でこの音楽というのも、当たり前ながらズレてくるんです。いや、これは、もしかしたら、楽譜がわかる方で朗読される方でも、やはり語りテンポと、私の奏でるテンポ感が、全く同じにはならないので、ズレは生じるでしょうね。そしてこのズレは、もう私自身が本番時、朗読を聞きつつこちらが先へ進んでしまいそうになれば、繰り返しを増やし、逆のケースの場合は、多少テンポを速めるか繰り返しをなくしたりと、臨機応変させてゆくのです。

そんなわけで、私はもちろん最初はそんな気は全然なかったのですが、せっかく音をワイドにし書き直したものを、そのまま作曲発表会に出してはどうでしょう?と先生に話しました。ただそもそもが、朗読のバックとして作られた曲、もちろん朗読の方にこの作曲発表会の時、一緒に出てもらうという事、頼めば不可能ではないのですが、やはりそうなると、上記にも書いたように、私の曲そのものでなくなる事も確かです。みんなの舞台では、朗読のバックとして・・・・そう、BGMとしての役割をこなすため、いたしかたないのですが、今回は作曲として聞いていただくわけですから、。
レッスン時にとりあえず、先生に曲をお聞かせしたところ、それはそれで音楽としてはなかなか今までにないパターンとしても、いいのではないか?と言われました。ただこれがいつも舞台では、朗読のバックとしてお話しを聞きつつ流れている音楽というものという事を、お伝えするという事、あと先生が多少当日聞いているみんなにも、こんなお話しですという、その要約したものを配った方がわかりやすいのでは?という事でした。ただお話し要約!?私はそんな事、出来ないんですけど〜と😓、あせりました、が、先生がそれこそAIで何回か試み、場面場面でクギって制作してくださいました。
まあ結果的に、会としてはある意味、聞きやすい音楽として、情景の音描写としてすごく興味を持っていただけました。ただこれは確かにこの発表会で、いつものみんなの舞台とは、全く違った形で聞いていただき、今後の舞台のためのアドバイスをいただきたいという事に関しては、主任の作曲の先生も、何とアドバイスすればいいのかは、わからないと。でもやはり朗読の方をお呼びし、ここで共演となると、楽器同士の共演とは違う難しさという、私の説明にも、共感いただきました。今回どちらにしても、全く他の自作には手をつける時間もない中、でも私はこの曲がワイドに完成でき、しかも今回は、何も土台曲もない、本当に自分オリジナルでいけたことには、満足しています。

それにしても最初に書いたとうり、土台になる曲があったとしても、ある程度の形まで持っていき曲として仕上げるのは、なかなかの時間を要します。この毎年8月の、ほぼ最後の日曜日に作曲発表会が終わると、11月のみんなの舞台の事が大きく心にのさばってきます。これからの事考えると、又追われる毎日です。😓😓😓💕
東戸塚Keikoピアノ教室では皆さまの体験、お待ちしております。





