Hちゃんは、今年からわたしのもとで、レッスンをはじめました

昨年夏頃から、ヤマハのグループピアノグループ教室で習っていて、でも何となく、曲が弾けそうになく、やはり個人でということで、うちにみえました。

確かに、何人かに1人の先生となると、先生は一人一人を、しっかりチェックというのは難しい。もっぱら中心は、グループでアンサンブル、そして、みんなで歌う、ということ。

だから大抵そういう子がくると、まず楽譜はみない。勝手に弾いていってしまう。でも、Hちゃんは、音を覚えるのが早い。音感覚もいい。知ってる歌は、探り弾きできてしまう。

でもこれって、楽譜を見なけりゃ、何も弾けないということより、すごく音楽をたのしめるんじやないのかなあと。

Hちゃん、グループのとき、その扱っていた本、見させていただいたけど、もういろんな音の調子、経験してる、だから昨日も、ハッピーバースデーを、黒鍵を使った調子で弾いてる。本見て弾いたのではなく、いわゆる探り弾きってーいうゆうやつです。

ちょっと迷って、ん?これかな?とか、弾いてたので、これだよ、とおしえてあげて、よくきいてみると、お父さんの誕生日がちかいんだあーと。そのとき、ひいてあげるんだあ。いいよねえ、それ。お父さん、うれしいよ!

お父さんの誕生日いつ?ときいたら、もう二日後、そうかあ、もし弾けたら、左手で、伸ばすだけの和音つけてみたら?と、できたらでいいんだよと。もう彼女は、左手だけで、三つの和音をひくことには、慣れていた。

いつもは、あまり楽譜を、ねえねえ、みようよね!と、それとなく、言わないと勝手にひいてしまうHちゃん、今日は私のノートに書いた音を、見て真似していた。

ここ数日、きっとハッピーバースデーばかり、もしかしたら弾くのかなあ。でも、私はそれはいいなあと思う。自分で音を探って弾きあげた、ト長調ハッピーバースデー、たとえ、左手ができなかったとしても、お父さんの誕生日は、年一回、ぜひ弾いてあげてね、。宿題はあとまわしでも、いいからね!