K君は(6/24ブログ)6月中旬に体験に来た時、すでに1年間はピアノをやっており、2冊の本はやり終えている、という段階で、うちにやってきました。体験の時、まだ引っ越してきて、やっと落ち着いてという時期でしたから、当たり前のことながら「1曲何か弾ける曲でもあれば、弾いてくれていいよ」 というのもしばらく練習どころではなかった状況からして、「特に絶対弾かなくてはいけないわけではないですから・・・ただ今までやっていた本はお持ちくださるとありがたいです」と、お母様にももうしあげ、お母様も多少ほっとしてみえる感じでした。





しかし体験当日、本人自ら「ちょっと練習してきた」と言って、その曲の本はないけど前の先生が「こんな曲があるよ」と一応五線ノートに楽譜?!らしきものが書いてあるのをみせてくれ、「アラベスクっていう曲らしい」と。「弾けるかわからないけど・・・・」と言いつつも、彼は、中間部分の左手の部分も、大抵の子がここで崩れたり、テンポが遅くなる箇所も、結構指は動いており、そこそこ綺麗に弾きこなしていました。正直、ビックリしました。





1年間やった2冊の本も、教本というよりは、全て曲で、まあもちろん最初の頃は簡単な短いものからはじまり、まあ2冊目には音域もひろくなり、そこそこ難しくなってきておりました。でも全てが黒鍵(黒い鍵盤)を使わない曲ばかりで、彼も黒い鍵盤が出てくるのは弾いたことがないとのこと・・・実は彼の弾いたアラベスクは、調子の記号的には黒い鍵盤を意味するシャープ、フラットは、表示されてませんが、実際には黒鍵を何回か弾きます。ということで、この曲ではじめて黒鍵盤を弾いたとのことでした。




これだけ弾けるのだから、この1年間、黒鍵に触れず、色んな音の音階の事も触れず過ぎてしまったというのは、もったいないというか・・・・。でもやはり1年間たとえ黒鍵のない曲ばかりとはいえ、2冊分の量をこなすというのは、音読みとかリズムとか、ちゃんとわかって正しく手に移してゆくことが、コンスタントに出来る子しか成せない事実です。

まあ音階に関しては特に5線ノートさえあれば、仕組みをせつめいし、案の定、呑み込みの早いK君は、すぐ対応出来、又私の与えた新しい教本も、順調にすすんでいなす。すごいのは名曲集も、着々とこなしています。最初あまりにも今まで1冊の本だけできていた子に、この上テクニック本(ハノン)など加えるのは、酷かなあという考えも吹っ飛びました。この本の必要性を彼にはなすと、「なるほど〜」としっかり納得もし、取り掛かっています。




さて・・・これから10月後半ぐらいから、うちのピアノ教室では、そろそろ来年3月の発表会の曲選びがはじまってきます。。お母様方にもちらっとその事はお話ししました。



ただ私は、K君の体験時に、うちの教室の発表会の話しの話題がでた時、「え〜っ、発表会やんの〜、僕、無理無理」と頑なに拒否してたことを、覚えてます。まあその時は、もうレッスン日時も決まり、これからピアノやっていこうと、やる気になっていた状況もあり、まあまたやり出していくにつれ、気持ちの変化もあるだろうしと、さらっと流しました。が・・・・。どうでしょうかねえ?でもね、、なかなか舞台に立って演奏ってやれる時ってないんだよ。やっぱり人の前で弾くという経験は、もう普段のレッスンで弾くとは全く別もの。是非少しでも体験時の時よりは、気持ちが変わってくれてたらいいんだけどな!無理強いする気はないけど、それなりに私の考えを言って、出演を進めてみるつもりです。。🎹🎶❗️

東戸塚KeikoピアノK君教室の髙木圭子です。ぜひ一度体験、いらしてくださいね❤️