Kちゃんがうちに入会してからもう8年目、うちにみえる前に他のピアノの先生に1年くらい習ってみえたのですが、その先生がご病気になられ、レッスン継続が不可能となり、当時うちに来てた生徒さんのお母様のご紹介により、うちにみえました。
私のブログにはすでに数回Kちゃんのことは、掲載させていただきました。小さい頃よりよく練習もしてきて、お母様もとても私にご協力頂ける熱心な方です。最初1〜2年は、レッスンでもほとんど喋らない、(でもその頃よりお母様は、「家では1日中しゃべってますよ、その内、化けの皮が剥がれるはず」と言ってみえました。)黙ってレッスンを受けるタイプでした。
でもお母様がついてこなくなり、もうまさにお母様のおっしゃってたとうり、レッスンの最初から最後までよく喋る喋る・・・・でも相変わらずしっかり練習してくる連続の日々の中、コンクールに小学校低学年に時挑戦し(予想外にすごく緊張し、いつもの力はだせませんでしたが)その後も、中学年〜高学年にも、何回か試みようとし、色々行事と重なり受けるタイミングを外したまま、いよいよ今年より中学生、となりました。
ただこれだけ弾けるくらいの子だと、結構小学校高学年になるにつれ、学校の行事などにおいて、伴奏をやったりする機会があると、引き受けたり、立候補して、オーディションがあるから見てほしいとか、ありそうですが、一度も彼女からそういう事は聞いた事はなく、まあそれはそれで本人の意志であるし、特にこちらからは何もその件についてはもちろん触れませんでした。
たまたまレッスン中に、学校の秋コンサートの合奏の話題が出た時、「私はピアノをやりたいという子が誰もいなかったら、やろうと思う。でもたいていやりたい子はいるし、他の楽器も楽しいからそれはそれでいいんだあ」と。今思い出すにつけ、こういう会話は何度か彼女の小学校時高学年代に聞いた覚えはあります。内心、合奏のピアノなら彼女だったら全然無理なくできるから、やればいいのにね〜と思いつつも、「そうなんだ〜」と聞くだけでした。
ところが中学に入ってまもなく私に「コスモスって曲、先生知ってる?」と聞かれました。中学校の合唱祭ではよく歌われる美しい曲です。「学校で聞いたけど、綺麗な曲だなあ〜と思って〜」と。Kちゃんから合唱の曲の話題を自分から出して聞いてくるなんてはじめてなので、いよいよ伴奏をやってみたいとくるのか〜ッと、勝手に期待してしまいました、。すると「先生が伴奏やりたい人、いな〜い?と、みんなに聞いたんだ〜、でも誰も手を上げなかったんだあ」と。私は思わず「Kちゃん、やればいいのに!綺麗な曲っておもったんでしょ?」というと、やはり相変わらず「誰もやらないのならいいけど、きっと誰かやりたいって言ってくるよ」と。「でも、少なくとも、今の段階じゃあ誰もいないんだよねえ、なかなかこういう機会って、そうそうないよ、いい経験になるし、自分が好きなら思いきってやりますって言っちゃいなよ〜」と今回は私も強く言ってしまいました。
中学校の合唱祭の伴奏は、小学校時代と違ってクラス対抗で、結構レベルも高く学校によっては、なかなかいいホールを使用し行うケースもあり、絶対チャンスです。私はお節介と思われても、絶対彼女のためになると思い、お母様よりもそれとなくこの話題おうちで取り上げてもらい、伴奏、絶対彼女の実力ならいけるので、進めてください・・・と、もちろんKちゃんには内緒で、お母様にラインしました。実はお母様も今まで特に伴奏とか何かやりたいと言った事はなく、でも今回その曲が気にいって先生にも聞いたくらいなので、そのお話し、了解いたしました・・・・と、返信が来ました。
しかし後日、ピアノレッスンの時、あの学校の先生が誰かやらない?と聞かれた次の日に、1人やりたいと申し出た子がいたらしく、もうそれでKちゃんはあっさり諦めてしまったまようで、まあこればっかりは、最終的には本人の意志なので仕方がないことです。でもやっぱり曲は綺麗だし、楽譜はうちにあったので、レッスンでは一通り弾いてみました。その合唱祭は9月後半に、催されたようですが、やはり横須賀の大きなホールであったようでした。さすがに本人も学校の体育館での会だと思っていたらしく、それは残念そうでしたが「来年こそやったら?」という言葉に対しては、「いい曲だったら考えようかな〜」という程度だったので、まあ元来のおっとりした性格?いやいや、ここ何年かレッスンで垣間見た、負けず嫌いの片鱗も結構みられ、なかなか人の性格は一概に言えませんが・・・・。
中学に入って、もう小学校より地域のミニバスをやっていたくらいだし、お姉ちゃんもバスケ部だと聞いていたので、当然バスケに入ると思っていたのですが、バレーボール部に入ったようです。でも元々運動能力も高いと思われる彼女は、当然部活も楽しく頑張っているようで、やはり時間的にも、今まで通りの教本を毎週毎週しっかりとこなすには、かなりきつい感じでした。当初、「来年の発表会はもうその合唱曲コスモスでいい」と言ってましたが、、やはりピアノソロとしてはどうだろう?と思ってた矢先、Kちゃんが「コスモス、何か好きだけど、飽きてきた・・」と言い出したので、思い切って、ピアノの練習曲としては最高レベルの曲を、与えました。ページ数は3ページしかないですが、有名な美しく技術レベルもたかいです。
最初の頃、大丈夫かな〜と思ってましたが、 中間部の和音の入り組んだところなどレッスンで、私のいくつかの本を見ながら指使いを検討し、熱心に書き込み、確かに「忙しかったので、あまりさらえなかった」と言いつつも、結構僅かずつでもいい方向に進んでおり、何よりもメロディの美しさを最初よりすごく感じてきていることが、しっかり積み重ねて来た子でないと、この領域にはこれないんだ・・・というと、多少大袈裟ですが、そんな感じがあり、発表会にはぜひ暗譜で(もっともこの曲発表会本番で楽譜を見つつ弾くのもむつかしいとおもうが・・・・)とにかく弾ききってほしい。それはKちゃん自身のこれからにも大きな自信となるし、聞いてる生徒さん、ご父兄方々にも多大な影響を与えること、間違いなしです。私も一生懸命フォローしようかと思ってます。。Kちゃんがんばれ!・・・・・・(私の講師演奏、選曲困った〜)😓😅
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