ソルフェージュとは、西洋音楽の学習において楽譜を読むことをメインに学ぶ訓練のことをいいます。音楽を奏でる(まあピアノ教室だったらピアノで)ためには、大切な事です。




ピアノだったら一番最初にまずとにかく楽譜が読めなくてはいけない。音の一つ一つが、楽譜と結びついてこそ、はじめて楽器が弾ける事になるから、真ん中のドから右へドレミファソラシド、左へドシラソファミレド、5本の線のまとまりを2段まとめ、いわゆる大譜表として(下の写真)現れる。でもこれらのおとは、下の様に音の名前がなくても、何のおとで、ピアノの鍵盤のどこか?出来れば即座にわかるのがいいのです。







しかし、この音読みが即座にわかるまでには、ピアノを弾くという行為と共に進んでゆかなくてはならないので、決して簡単な道のりではないのです。なにせピアノって右手、左手と、両手つかうし、指は親指から小指まで、真ん中より反対方向にすすんでいるため、指番号(ピアノにおける)が12345は、右手はドレミファソとなりますが、左手はドレミファソは54321なのです。あと音符も色んなのがあり、長さも違います。さらには先ほどの大譜表も、下の様にお部屋に区切られ、音符はどのお部屋も同じ数(あるいは長さ分)ときめられてます。






ここまで話した内容は言葉では簡単に書いてますが、常日頃ピアノを弾きつつこういったお約束を覚える、いや、体にピアノを弾くという行為を通じて体に染み込ませるという・・・考えてみればすごい事なのかな?




ただ進んでゆくうちには、やはりピアノって白い鍵盤だけでなく36黒鍵盤があります。もちろん教本ではあたり前ながら、黒鍵盤をピアノ曲として弾かせるのは、しばらくは出てきません。でも楽譜には、シャープとかフラットという記号もちらほらお目見えし、なんとなく曲全体に、もう基準の音が違う位置でのポジションで弾かせる、音の感覚から色んな調性を味合わせる感じです。




その色んな調を味わうまず第一歩として、音階という指くぐりもあり、確かに幼児には難しすぎといって、しばらく音階をとりあげられない先生もみえますが、私は結構特にドのおとからドの音の階段(ハ長調)は、結構教本1の中間地点でだしてます。そのかわり、それはノートに書いて、(1オクターブのみ)もう慣れてきた頃、下の段に(へ音記号の方)お団子さんの様に丸を重ね、「こんな和音が潜んでいるんだぞ〜」と結構順番に弾かせたりしてます。







でもドンドン年数がたって、もう色んな調(明るいのもくらいのも)弾く段階になってそれこそ今日の最初の話題、ソルフェージュも、ピアノレッスン内だけでは補なえないお話しを、鉛筆ワーク、つまりドリルとして毎回そんなに負担にならない2ページくらいのを宿題として出すのは、又小さい時期の頃とは違った、音楽理論のおさらい、さらには音階をつうじての、和音のお話しなど、結構役に立つものです。調号としてのシャープ、フラットの付け方の順番など、「こういう順番なんだと、初めて知りました〜」と、もう何年かやってる生徒で、あらためて納得したと言ってた子って、結構います。




昨年ちょうど今頃、こちらへ引っ越してきて、向こうで1年ピアノ弾いてたというK君が、この1年でグッと伸び、音階もノートの1オクターブですが、かなり覚えてきており、色んな音階の仕組みをレッスン内ではとても時間がなくてお話しできないけど、もう家で読んで宿題としての鉛筆ワーク本を、提供しました。私としては大いにピアノを弾くにも影響するんでは?と、実は期待してるのです。‼️❤️🎹