Uちゃんがうちに体験に来たのが2月初め頃で、その時もちろんもう4歳にはなってたとはいえ、まだまだ年少さんのおチビちゃん、たいていその年齢のおチビちゃんらは、先生のお話しは長くきいてられないし、当然のことながら、手も指も小さく、柔らかくて、ピアノの椅子に座ってちょっとでも、遊び真似こと弾きまで体験内で到達できる子は、少ない。でもUちゃんはその数少ないちゃんと到達できた子の1人でした。

 

右手、左手を真っ白い紙になぞって書き、番号をいれ、指番号確認、そのあとピアノの黒鍵盤を3つと2つのグループに分け、2つのグループより左斜め下の音・・・つまりドの音確認、そしていよいよ真ん中のド確認(ここまでは、みんなまず、ピアノの前で立ったままやってもらいます)ここまででも、もちろんその子によっては、さっさっさっとやりこなす子もいれば、黒鍵盤2つグループをたまに3つと重ねてしまいやり直したりして、多少の時間のかかりはちがいますが、まあたいていの子は、クリアします。

 

問題はそのあとです。せっかくピアノの体験に来て、一度もピアノの椅子にも座らず終わるというのは、私はとても残念に思うわけです。でもピアノが、さも黒い大きな怪物のようにみえたるのでしょうか?Uちゃんの前に、やはり同じ年少さんで体験にみえた数人は、何故かママにピターッとくっついてしまい、もう何もやれなくなってしまいました。もちろん私もびっくりはしたものの、無理せず「ママと一緒に座ってみようか〜」と、ママと共に進めてみたり、ピアノのそばに置いてあるキーボードでも〜とか、小さな鉄琴で〜とか、リズムだけでも先生の弾くドの音に合わせて打ってみる〜とか・・・・でも、もうこうなってしまうと、何も受け付けないという感じでした。

はじめてのピアノという子は、確かにお家にも、本当に赤ちゃんの頃に買った、ピアニカくらいの鍵盤数のキーボードしかないという子が、ほとんどなので、やはりうちにきて、ピアノを、しかも、アップライトもしくはそれに似たスタイルのキーボードは、幼稚園、保育園でみているけれど、グランドピアノとなるとねえ、全く初めて見るということになり、体ごと、萎縮してしまったのかな〜と、でもこれは何とか考えないといけないな〜と思っていたやさき、Uちゃんの体験申し込みが入りました。

 

さて・・・・、どうしたものか?しかしピアノを、当たり前ながらアップライトにかえるわけにもいかず、今子供達に人気あるかわいいキャラクターを可愛く置いてみる、そう!ピアノはなにも怖くはないんだよ、と言ってるがごとく、私はすみっこぐらしの小さなぬいぐるみ達を10人ほどよく見えるピアノの近くの椅子にならべ、Uちゃんを迎えました。

 

でも結果は特にぬいぐるみのことなど、どっかへ吹っ飛びました。逆にUちゃんはきっと最初、しっかりやらなくては!と、とても緊張してたのな?まるですみっこぐらしの人形達のことは、目にも入ってなかったのかも?黒鍵盤よりドを見つけ、真ん中のドでピアノの椅子に座って〜というのも、普通に座り・・・だからわたしも、もしかして、もうお家にしっかりした88鍵盤キーボードなるものがあるのかな〜?とそれとなく聞いてみたら、ママはおもちゃの小さな鍵盤のしかないんですよと。だいぶ最初の頃より表情も打ち解けて来たUちゃんも両手で「ここからこのくらいまでしかないんだよ〜うちのは。」と笑いながら話してくれました。

 

 

こうなると、単なるでかいピアノに恐怖を感じて・・・そう、それはみたことがないから〜と、一概にはいえないということなんだな〜と。でもそのUちゃん、体験より、じっくりUちゃんが自分からやりたいと言い出すまで約1ヶ月お母様は待たれ、ここへきて3ヶ月・・年中さんになり、幼稚園を終えてからのレッスン、ここのところ結構暑くもなってきており、うちのマンションから近いとはいえ、がんばって歩いて来て、30分集中はなかなか大変です。20分過ぎ頃やっぱりやや疲れが出て、あくびをこらえ、でもがんばろうとしているUちゃんをみると、ついつい「歌うたおうか!」と、助け舟をだしたくなる。本当に一瞬、もう小学校まであと1年だもんねと、錯覚しては、いやいやそうじゃないない!Uちゃん、まだ年中さんだよ!、相変わらずの、頑張り屋さんです。これから少しずつむつかしくなるけど、Uちゃんなら粘り強くがんばれそうです。元気がいい妹ちゃんも、ママは大変ですが、抱っこされると、ご機嫌でお姉ちゃんのレッスン、楽しそうにみてます。🎹💕

 

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