私は、毎年6月と11月に、講師仲間で、コンサートを開催している。
昨年11月に、私は、ベートーヴェンのソナタ15番の、2.3.4楽章を弾いた。
仲間の一人に、“全楽章弾けばいいじゃん”と言われた。確かにこの曲、2楽章から弾くと、ゆっくりの、しかも短調で、1楽章があってこそ、いかにもねえ というかんじだ。
ただ我々の会としては、一人(1ステージ)15分以内という規則があり、しかもこの私は曲がりなりにも、この会の、主催者だ。
そうしたら全楽章弾けば?と勧めた子が、私の時間分あげていいからと、言ったので、ちょっと心は揺れたが、やめた。そして、今は、やめといてよかったと思う。
こういうみんなで、作り上げていく会は、やはり勝手な例外的な事は、よっぽどでない限り、やめた方がいい。後後、絶対あの時そういう事、やったからと、みんなが言い出し、大変なことになる。ましてや、主催者がやってしまったら、ちょっと厄介だ。
もうそうなったら、会費を倍にするとか?でも、せこいようだが、倍にするほど時間はとらないんだよねえ と、思っている時、私のピアノの先生が(毎年1月に、門下の発表会をやる)「私の会で、全楽章弾かない?」と、言われた。
実は、それはそれで、とても嬉しいことではあったが、3月のうちの生徒の発表会の、講師演奏の練習、さらには、先の、6月の我々の会の曲だって、もう充分に取り掛かってもいい。、
迷った。でもフィリアホールは、横浜市内でも結構いいホールだし、なかなか我々の会では、予算的にはアウト。思いきってやることにした。
実際には、9ページにもわたる1楽章は、なかなかたいへんだった。昨年からなのだが、何となく誘われ出演しはじめたが、やってみただけはあった気がする。やっぱり、人前で弾くのは、いい体験だ。生徒にも是非、発表会には、出てほしいもんだ。とても得るものが多いと思う。👍✌️