Sちゃんは、うちで、7年以上習っていた生徒さんの、お母様の紹介で、うちにこられた。うちは習いに来てたその子は、中1だったのですが、妹ちゃんのお友達が、習いたいというお話しで….ということで、こられた。

 

妹ちやんは、もう5年生(かつては、私の生徒だった).だったので、そのお友達ということで、同じ学年の子でした。小学5年生で、全く初めてピアノを習いたいという人は、しかし、ある意味、私の経験上、本当に自分自身が、やりたい!という強い気持ちがなくては、なりたたないケースがほとんどです。

案の定、そのSちゃん、もうメキメキと力つけてきました。私が初歩の子にあつかっている、それこそ、真ん中のドの音中心に、もう一つ上のドまで、。もう一つ下のドまでの、一枚づつのカードを、レッスンで、タイマーを1分30秒にセットし、最初はドレミファソラシドと、音の名前のついている表を見つつ、鍵盤でどこかあてる、それがクリアできたら、もう表を見ないであてる、。

いまでは、これもクリアし、多少ト音記号でも、上のドより高い音、また、真ん中のドより、低い音でも、加線を加えたおとなどまじえた、ワンランク上のカードに、突入している。

最初から始めたグローバー教本は、もう7月より、2巻にはいった。私はついつい、頑張ってくる子に、どんどんとやらせてあげたくなっちゃう病の傾向がある。彼女は、学年のわりには、体格もいいし、腕の重みが、指を通じてかけられるようになれば、和音の重厚な曲も、ひけるよねえと思い、その支える指や筋トレもそろそろやれるんでないかしらと、もう思い切って、ハノン教本にも、突入しました。

 

最初その頃、曲集もだんだん難しくなっていく頃と重なり、ちょっと待ってみようかと、実はそれでも、私は様子見つつ、そろそろ指筋トレみたいのをやるといいんだよねえと、盛んにレッスン中言いつつということを、くりかえしていました。でも、本に入ってみて、全然心配することはなかったというくらい、しっかりこなしています。

 

 

Sちゃんは、4月より、6年生となりました。レッスンでは、どちらかといえば、おとなしいタイプですが、しっかり自分なりに、毎週こなしてきています。三月の発表会も、さすがに、ならいはじめてすぐだったので、出演はしませんでしたが、お母様と聞きにいらして、お母様より、みんなが一生懸命弾く姿に、感動しましたと、ご感想もいただきました。

 

 

ピアノとか、習い事って、早い時期から習慣づけて習わせるのがいいよという説も、もちろんありますが、ちいさい子自身は、本当のところ、よくわかってなく、やはりお母さんの影なるすごい支えあり、成り立つものでしょう。でも、いろんな曲をきくにつけ、歌うにつけ、自分も弾けたらいいなあと、心からおもうようになり、年齢はある程度たってからやり出しても、それはそれで、Sちゃんなど見てると、、とてもいいなあと思います。そして、努力によっては、大曲だって夢じゃないという気がします。🎹✌️