Sちゃんのママより体験の申し込みを頂いたのは、実はもう2月の終わり頃でした。しかし、御両親共にお仕事なされており、お子さんと共に体験に伺うには、3月中旬以降でないと、仕事のスケジュールが、開けられないのですが、よろしいでしょうか?ということでした。実は私自身も、3/20の発表会にむけて合奏合わせの日時設定やらで追われていたこともあり、かえって会終了後の方が、落ち着いて体験レッスンしてあげられるので、内心ほっとしました。
おうちは、うちの近くの道を下っていったすぐの、マンションということで、お母様自身は一度も来られたことがないということで、念のため、マンションの入り口まで出ることにしました。当日、入り口のところでお会いすると、ハキハキとしたお子さん、Sちゃんは、「ここ、売店まで来た事ある、お友達と遊んだんだ〜」と、もう行き方も、わかるよと余裕でさっさと私に、ついてきました。お母様も「「そうなんだあ」とちょっとびっくり!「うちの1番館は、売店越えて真っ正面だから、もう来るのには、何の問題もないね」と、ついつい私も口をついで、言ってしまいました。
レッスン室にはいったとたん、ピアノを見て「わあ〜すごい」思わずピアノに駆け寄って見入ってました。今日は私としては、全然習った事はないけど、もうおうちで多少弾いてみえるというお話しでしたから、いくつか初歩の教本、又は曲集などいくつか用意してはいましたが、もうSちゃんの方から、2冊ほどバイエル教本を持ってきていました。「最近、しっかり最後まで弾けるようになったもの、弾いていい?」ときかれたので、「もちろん、どうぞ、どうぞ・・・」。と。Sちゃんは、高い音域ではありましたが、きれいに「ネコ踏んじゃった」をしっかり最後まで、弾ききりました。「これって、ピアノ習ってない子も、学校で、聞きおぼえ、弾き真似などで、結構みんな弾くんだけど、なんか途中でおかしくなったり、ここまでだけ,というお友達がほとんど、。すごい!完璧ネコ」と、言ってあげました。
お母様も、お仕事でお忙しい毎日、しっかり最後までお聞きにはなられたことはないのか、「へえ〜すごいじゃん」と。「せっかくバイエルも持ってきたから,どれか弾いてみる?」とすすめてみました。バイエルのはじめころは、確かに片手だったり、ちょっと両手で違うリズム、違う音の両手も、多少戸惑いながらも正しく弾いてました。楽譜に、しっかりと、音の名前、音符の長さもしっかり書き込んで自分で頑張った跡も見られ、感心してしまいました。
「YouTubeで、何度かみてやったんだよ」と。お母様も、「今すごいんですよね、YouTubeでもう鍵盤がでてきてここを押さえなさいみたいに、出てくるんですよ、なんかこの子、何度も何度も見てやってたんですよ」と。先日発表会に初めてでたこの3月で習い始めて1年のkちゃんも、やはりYouTubeでやっていて、やっぱりわからなくなってきて、直接習って聞いた方がいいということから、私のもとで習っていた生徒と、kちゃんのお兄ちゃんがサッカーで一緒だったことより紹介を受け、みえた。今回のSちゃんも、自分の事を評価してくれる人がいない、これでいいのかなあ?と、いつもお母さんとともに、このところ思うようになって、みえたようです。
まあ今現在、もう本当に我々年配者にはかなわないほど、若者は本当にあらゆるYouTubeを駆使して、知識を得ている。でもたとえものすごく丁寧にYouTubeがせつめいしてても、ある程度かなりそれを見入って反復練習しないと、Sちゃんや、Kちゃんのようにはならない。そしてすごいやる気がでると、やっぱり画面上だけの一方通行では、限界を感じるんだろうなあ〜と思う。
Sちゃんがおもわず、「やっぱりピアノの鍵盤は重いね〜」と。確かに、今現在の電気ピアノは、鍵盤のタッチもよく考えられてるけど、ハンマーで、玄を叩くという、いわゆる打楽器という感覚が、違うんだよね。でもその感覚をこうして初めてうちへきてしみじみ感じられるということは、Sちゃん、あなたは間違いなくよくおうちで鍵盤、よく弾いてる証拠ですよ。
もしレッスン始めるとしたら、せっかくだからこのバイエルも使い5線ノートで音階を補いつつ、もう間も無くして教本も、曲集も難なくこなしていけるでしょうと、お母様は、いずれお受験とかも、考えてはいますと・・・。でも音楽はそんなななかでも、楽しいひとときになって続けていけたら・・・と。まさに私も、そうあってほしいと心からおもいますと。
次の日、、“昨日、家族で話しあい、先生のお宅で、ピアノを習うことにしました”と、嬉しいお知らせが送信されてきました。Kちゃん同様、期待もしてますし、私も何とか長く楽しくピアノ生活できるよう、なんかより嬉しさが湧いてきた東戸塚Keikoピアノ教室の体験レッスンのお話でした。ぜひ体験にいらしてくださいね🎹❤️🎶