私は、東京の某音楽教室で、2020の9月より、作曲をならいはじめました。これで4年たったわけです。ここでは、毎年8月最後の日曜日に、各自生徒が作った曲を発表する作曲発表会なるものがあります。作曲って、和声学とか対位法とか、わかりやすくいうと、音楽のハーモニーやメロディの基礎、規則、応用を学ぶ教科があり、それらをまなびつつ、曲を作っていき、出来ればこの、年1回の発表会で、それを披露するという流れです。





もちろん、絶対出演しなくてはいけない発表会ではなく、正直本音いえば自分のピアノの練習、レッスン(仕事としての)もあり、大変は大変です。でもなかなかなんでもそうですが、いついつまでに  という期限があってこそ・・・・もうその日目指してやらざるを得ない状況に追われ、完成(と思い込む)した形にもっていけるのかなあと、私なんかは、強くかんじています。だから、特に何かイベントとかなくても、コツコツ仕上げていける人、私は尊敬します。





そんなわけで、私としては、やはり6月のみんなの舞台(毎年6・11月に開催している、我々講師仲間同士のコンサート)と、並行してこの作曲発表会に向けては進んでゆかなくてはいけません。曲を構成してゆくにあたり、やはり6月に弾く自分のピアノソロの曲が、実は昨年も一昨年前も影響〜どころか、もう全く参考になってました





しかし作曲に取り掛かり出し、ちょっと今年のこの曲は、お手本にするのには、かなり厳しいかな〜と思いだしました。その曲は、ショパンのロンドOP.73というきょくです。楽譜売り場でも、この曲ちょっとみつけられないでしょうね。ショパンは最初この曲をソロで書いて、後に2台ピアノ用にも編曲しました。もしかしたらyoutubeでは2台ピアノ演奏の方が、たくさんでてくるかもです。ソロはまだ彼が18の頃に書いたらしく、確かによくみてみると、後期の大曲に比べたら、次々と現れる色んな調、展開の速さ、もう天才の彼にしてみれば、これからこんなこともしてみたい、あんなこともしてみたいと、実に盛りだくさんの要素を取り入れ、溢れすぎ感で、構成されてます。





私自身、この曲は実はこちら横浜に結婚して引っ越してきて1〜2年のころ、子供達の発表会の講師演奏で弾いた、それ以来でした。実は、初めてこの曲を耳にしたのは2台ピアノの演奏で、何と高校生の時でした。キラキラと実にピアニスティックな華やかさは、まさに若くてまだ器の大きなゆったりした曲はかけないにしろ、ピアノの詩人と言われる天才ショパンは、次々と美しいメロディの展開ができたのでしょう。でも私は、若くもなく、ましてや凡人、それでもテーマはまあなかなかいいものが出来ました が、もう折り返し地点の前で、そこへ繋いでゆく展開も、ハッキリ言って、くどい、ここ飛ばしても良くないかねえ〜と、。先生にも言われ、自分も正直思いました。






実際、みんなの舞台のピアノソロとしても、予想を遥かに超えた弾きにくさ、暗譜の難しさ、曲の長さにも、結構てこずりました。演奏の手こずりは、当然作曲にも大きく影響がでます。みんなの舞台後、曲の後半は、もう当然ショパンの元曲より、どこを省き、どこをどのようにコーダにつなげていけるかで、書いては直し、省いてつなげて・・・、さらに弾いてみれば、これがまた、弾きにくいったらありゃしない!もう夏休みの実家帰省にも、しっかり五線譜持参、向こうでも空いてる時間には、ピアノ練習(実家には電子ピアノしかなく、それはいいが、冷房のない部屋というのが、猛暑夏日には、きつかった〜😓😱)の、日々でした。







こんな感じで、お盆お休みは楽譜清書と、その演奏に明け暮れ、発表会当日を迎えました。もうギリギリ弾きました〜という状態。ピアニスティックではあったけど、やっぱり弾くのに必死、先生もこれだと、なんか私の音に対する思いとか出ないし、損してるよね〜と言われ、なんか確かに、曲って本当はこんなものを音で描きたいという、そういう純粋な表現したい創作の気持ちが大事なのに、かなりかけ離れてしまった今回。やっぱりもう今現在からスタートかな〜。お手本の曲も、6月に弾くものとかしなくてもいいのにね。




まあ今回色々考えさせられました。先生は他にももっと技術的に簡単にして、音中心にイメージ膨らませたら?ということも言われましたが、これは全て納得とはいえず、でも自分は何を表現したいのかというものは、たとえお手本参考にしても、大きく持たなくてはいけないことは、痛感しました。まあめげず、またやるしかありません❗️






東戸塚keikoピアノ教室では、みなさまの体験、お待ちしております。